優れていても、独立できない理由
誰でも一つの会社だけで働いたら一度でも思うのが辞めることです。
なせなら、会社内での理不尽を数え上げればキリがないからです。
また、自分の思うような会社経営に携われれば幸せですが、そういう場所で昇進できることは少ないので、転職、もしくは起業・独立という選択をする人も少なくありません。
起業・独立を考えている比例はおよそ100人中1~2人ぐらいです。
起業家の数は1979年から今では緩やかな減少傾向にあるものの、起業希望者の数でいえば2012年で約84万人、毎年20~30万人の起業者が誕生、全体を見れば起業・独立を検討したり、実際に行動した人数は1%ぐらいです。
一方、少し古いデータの2006年では、創業者の約40%が1年未満に脱落、そして、5年後まで継続できる人はわずか約25%、さらに10年後まで生き残っている人は10%という厳しい現実は今でも変わっていません。
そこで分析すべきことは、どんな起業者が失敗するのかということです。
ここにAさん、Bさんという起業者がいて、Aさんは大手メーカーのトップセールスマンのスーパー会社員、Bさんは金融機関で出世できず、リストラされた人だとします。
ここで多くの人は、Bさんは失敗してしまうというイメージを持つ人が少なくないでしょう。
しかし、実際のところは周りからダメ社員の烙印を押された人がリストラの末、消極的に起業して大成功を収める...なんてケースも結構少なくないのです。
じつは人間は、会社員と起業家の二つの人間に分かれます。
理由としては、スキルや能力、考え方の面で両者に共通点がないからです。
喫茶店で打ち合わせの時、場の空気を読み、無難な方を注文するのが会社員であり、起業家の思考は違い、目立つ考えをするのです。
実際に本田宗一郎氏も、孫正義社長なども、個性豊かな性格と才能で起業する方々で、ルールに縛られたくない人は起業家向きといえます。
自分の適性を分かれば理不尽な会社でも止めることができて、起業家としての才覚が芽生えるかもしれません。
(参考資料:東洋経済オンライン YAHOOニュース/zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151106-00091314-toyo-soci)